8月20日JFN系ラジオ番組『Flower』内のコーナー、World Flower Network(http://www2.jfn.co.jp/blog/wfn/)で電話レポートさせていただきました。聞いてくださった方、ありがとうございます!聞くことの出来なかった方にも改めてこのフェスを写真とともに振り返りたいと思います。

 

この時期ロサンゼルスはじめアメリカ各地で様々な音楽フェス、無料コンサートが至るところで開催されています。日本では東京と大阪でSummer Sonic’12が開催された先週、私はハリウッドで開催された、Sunset Strip Music Festival(SSMF)

に足を運んできました。

(当ページの写真はフェス事業部の許可により撮影したものです。無断転用はご遠慮ください)

今年で6回目を数える音楽フェス、SSMF。

サンセット大通り沿いの、有名ライヴハウスがひしめくエリア、サンセット・ストリップの道路を封鎖して設ける野外ステージ2つを中心に、5つのライヴハウス、その一体の飲食店などが同フェス一色。夏の音楽風物詩的イベントとして、すっかりおなじみです。

道路を封鎖するメインの土曜日を中心に、約一週間関連イベントが行われましたが、土曜日1日だけでも70組以上が出演しました。

今年の主なラインナップは、

マリリン・マンソンオフスプリングファー・イースト・ムーヴメントバッド・レリジョンデ・ラ・ソウルスティーヴ青木ら。 カリフォルニアの音楽シーンを象徴するように、ロック、ヒップホップ、そしてエレクトロやDJなど、実に幅広い。

毎年、この地域やロサンゼルスから輩出されたレジェンドを祝福、フィーチャーするこのフェスは、昨年モトリー・クルーを迎え、記念のトリビュート・イベントが開催されたほか、ヘッドライナーとして本人がステージに立ち、円形のコースターを設置した豪華なステージで会場をわかせました。

繰り返して言いますが、普段はとっても交通量の多い一般道なんですよ。たとえるなら新宿通りや明治通りのような……。上記写真をご覧いただくと、右に映るKEY CLUBという建物が有名ライヴハウスのひとつでして、これがサンセット大通りに面しているんです。

フェスに行かない人にとってはこの道が封鎖されて実はとても大変だったりします。

話が反れましたが、今年、同フェスがフィーチャーしたレジェンドは、ザ・ドアーズ

8/16(木)はザ・ドアーズ・デイと題し、トリビュート・イベントが開催。4 Non Bronzのリンダ・ペリーやシュガー・レイのマーク・マッグラスらがドアーズのカバーを披露。ドアーズのメンバーだった、ジョン・デンスモア、レイ・マンザレク、ロビー・クリーガーも出席してにぎわいました。

そして18日、マリリン・マンソンのステージにレイ・マンザレクとロビー・クリーガーが登場!3曲(“People Are Strange”、“Love Me Two Times”、“Five to One”)ものドアーズカバーを披露しました。

マンソンのステージを観ていたら、突然オルガンが運ばれたので「!?」→「まさか!?!?」そのまさかが現実になり、会場のどよめきが大歓声へと変わりました。

最後のFive to Oneでは鍵盤の上に立ち熱演を繰り広げるレイの姿も。ジム・モリソンの気怠さと情熱をマンソンらしく継承していて、双方のファンにとっても満足の共演だったのではと思います。

ご参考までに写真を。数千人がギュウギュウに詰まった会場内でなんとか必至に撮影。彼らの姿が小さくてすみません。(*写真をクリックしていただければ拡大します。この写真に限らず。)が、レイ・マンザレクの笑顔から彼ら本人がいかに楽しんでいるかがお分かりいただけるんじゃないかと。

 

アメリカでは公共の場所での飲酒が禁止されているのですが、道路を封鎖して行っているフェス内ではOK!会場内に特設された飲酒エリアやバーなどで購入したお酒を片手に、炎天下をゆったり楽しむ人々が実に嬉しそうでした。やっぱりお酒の最高のつまみは音楽!これに限ります。

そんな彼らをもっともハッピーにさせてバンドといえば、オフスプリング

名曲“All I Want”から始まったステージはもちろんのっけから大興奮!今アメリカのラジオで大量オンエア中の新曲“Days Go By”はもちろんのこと、“Pretty Fly(For A White Guy)”や“Why Don’ t You Get a Job”、「オー,オー」のかけ声も大量に発生した“The Kids Aren’t Alright”などなど………最高でした!

 

  1. All I Want
  2. Come Out and Play
  3. Days Go By
  4. Have You Ever
  5. Staring at the Sun
  6. Dividing by Zero
  7. Slim Pickens Does the Right Thing and Rides the Bomb to Hell
  8. Bad Habit
  9. Gotta Get Away
  10. You’re Gonna Go Far, Kid
  11. Hit That
  12. Kristy, Are You Doing Okay?
  13. Why Don’t You Get a Job?
  14. Americana
  15. Want You Bad
  16. Pretty Fly (for a White Guy)
  17. (Can’t Get My) Head Around You
  18. The Kids Aren’t Alright
  19. Self Esteem

また、サマーソニックに出演したファー・イースト・ムーヴメントは飛行機の出発が遅れたため、予定したセカンドステージの出演に間に合わず、急遽深夜12時30分からライヴハウスに出演することに。(実際彼らが演奏開始したのは1時30分頃でした……)

それを知らせる立て看板がこちら。まさかのお知らせにビックリしました。知らせ方がユルイ(笑)マリリン・マンソン終わりでマイクを通してきちんとアナウンスされたこともあり、Whiskey A GoGoにはなが〜い列が出来上がっていました。

 

果たして入場出来るかしらと不安になるほどでしたけど、何とか潜入に成功。

深夜のハリウッドは普段涼しくて快適なのですが、彼らの熱気でムンムンしていました。あのレディ・ガガも大のお気に入りという彼らのステージはサマソニでご覧になった方もお分かりの通り、アゲアゲのノリノリ。高速でまくしたてるラップとエレクトロビートに疲れ知らずのハリウッドの音楽ファンたちは身体を揺らしまくっていました。

このフェスの場所柄いろんな大物がひょっこり足を運んでファンをあっと驚かせてくれることもあるのですが、

なんと突然アメリカ西海岸を代表するラッパー、ウォーレンGが登場。彼の代表曲“Regulate”をファーイースとのメンバーと共演するサプライズがありました。

 

他にもスティーヴ青木のステージにブラック・アイド・ピーズのウィル・アイ・アムがカメオ出演したそうです。見逃したのが悔しい!!

去年はコブラ・スターシップのステージを端から見るピート・ウェンツを運良く目撃できたんですけどね。くぅぅぅ〜〜〜。が、しかし、ブラック・レベル・ソサエティのステージを撮影する、アスキング・アレクサンドリアのダニー・ワースノップ(vo)に遭遇!

 この時に話しかけるのも邪魔だろうから遠慮しましたけど、ファー・イースト・ムーヴメントの時は普通にライヴハウスのバーで和んでいる彼を再び発見。

偶然にも私の友達がダニーの友達なのでお話する機会をちょっぴりいただき、このパパラッチ写真(笑)も本人に見せました。お返しというわけではありませんが、彼が撮影したザック・ワイルドの写真を代わりに見せてもらったんですけど、いい機材を持っているだけでなく、腕もセンスが光っていました。ミュージシャンの中にはカメラマンとして才能を発揮する方も少なくありませんが、彼もその1人ということを知りました。

では、その他のライヴ写真を簡単なキャプションとともにいくつか最後に貼付けておきますね。

メインステージに登場したブラック・レベル・ソサエティ。個人的にこの1枚はときめきました。笑。テクニックがなくて恐縮ですけど、ザック・ワイルドの魅力に助けられた1枚ですね。延々と続いたサウンドチェックを経て、轟音、爆音かましてくれました。ステージ最前の撮影ピットで洗礼を浴び、24時間経った今も鼓膜がふわんとしてます。むふふ

 

続いてこちらはプレスルームで行われたラジオ番組の公開インタビュー。ラッキーにも下記3組を至近距離で見ることが出来ました。

まずは、期待の若手バンド、デッド・サラ

全身全霊をかたむけて放つヴォーカルは、ヒリヒリとしているんですけど、それがいい。以前ワープトツアーのキックオフイベントで彼女たちのステージを観ましたが、アコースティックもよかったですよ。いい原石を持っていると思います。彼女たち(特にヴォーカル)の10年後はもっといい渋みが出るんだろうなぁ。

続いて、人気DJのスティーヴ青木。父は故ロッキー青木氏(アメリカの超有名レストラン・チェーン、BENIHANAのオーナー、モデル兼女優のデヴォン青木とは異母兄)。

プロデューサー、レーベルDIM MAKのオーナー、アパレルも運営するなど、この方はなんというかスーパーアジア人ですね。98.7FMのDJはスティーヴがこの界隈のライヴハウスでハードコアバンドのライヴを観に来たという彼の若い頃のエピソードを掘り出していました。それを思い出しながら語るスティーヴははにかみ笑顔で楽しそうでした。

そしてオフスプリングデクスターヌードルズもやってきました!

彼らの出身はハリウッドから少し離れたところのオレンジ郡ハンティントンビーチですが、もちろんハリウッドの思い出を色々持っていて、老舗ライヴハウス、The Roxy TheatreやPalladiumでクラッシュやラモーンズを観た思い出を語っていました。いいなぁ〜 羨ましい限り!

ステージを降壇する合間にヌードルズに挨拶する機会がありました。「10月の来日公演楽しみにしていますね」と話しかけたところ、「僕らもすごく楽しみにしているよ」とニコリ。

私はもちろん日本で観られませんけど、日本のファンの方、パンスプの興奮が忘れられない方はぜひご覧あれ!それにしてもヌードルズいい人だったなぁ。話せなかったですが、デクスターもにこやかで穏やかな雰囲気でした。

つづいてはマリリン・マンソン

そう、紙吹雪が本当に牡丹雪のように大量に噴射されました。ロマンティックこの上なかったですね。どのくらい大量だったかというと、この位。

降らせ過ぎやろ〜〜〜っ って突っ込まないでくださいね。

これくらいやらなきゃハリウッドの人達は満足しないのです(多分)。

前半はすごくシンプルなセットだったのですが、最後はこれ。さすがマンソン。しっかりエンターテインしてくれました。わかってるなぁ〜。

そんなマンソン、この日のセットリストを最後に。

  1. (Depeche Mode cover)
  2. (Eurythmics cover)

ご覧の通り、ベストヒットな選曲をしてくれたんですが、もはやアンコールはThe Beautiful Peopleしかないでしょと、一緒にいた某レコード会社氏と話していたら案の定。でも、それがとても良かったんです。ショウは自分のためにある前にまずオーディエンスのためであれ。そんな姿勢が垣間みられたような気がしました。

マンソンの、次曲へ繋ぐMCのトーク内容の詩的な世界観は見事ですし、そして次の曲を想起させるトークに狂喜するファンの歓声。トゥイギー・ラミレズの精鋭なカッティングギター、そのどこを取っても素晴らしいショウだったと思います。

ということでファー・イースト・ムーヴメントまで観て会場を後にしたのが深夜2:30。長くそして楽しい夜でした。来年はどんなLA出身アーティストにスポットライトを当て、どんな人達がサプライズで登場するのか、今から楽しみで仕方がありません。